売れにくい!? 旗竿地の空き家を売るには

売れにくい!? 旗竿地の空き家を売るには 処分が難しい空き家

旗竿地の空き家は、その特殊な形状や様々な制約から、一般的に売却が難しいとされています。
しかし、適切な戦略とアプローチによって、売却を成功させることは可能です。

この記事では、旗竿地の空き家を売却する際のポイントを解説します。

旗竿地とは?

旗竿地とは、道路に面した部分が細長く、その奥に広い敷地が広がっている土地のことを指します。その形状が旗と旗竿に似ていることから、この名前がついています。

旗竿地の特徴

  • 間口が狭い: 道路に面した部分が細長く、間口が狭いのが特徴です。
  • 奥行きがある: 道路から奥に敷地が深く伸びている。
  • 形状が不規則: 一般的な長方形の土地ではなく、細長い通路のような部分と広い敷地部分で構成されている。
こまあきくん
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←こんな形の土地です。

旗竿地が売れにくい理由

旗竿地が売れにくい主な3つの理由を解説します。

理由1.再建築が難しい

旗竿地は、建物の建て替えが難しい場合や、許可されない場合があります。

再建築ができない旗竿地の特徴

旗竿地が再建築できない主な理由は、建築基準法で定められた接道義務を満たしていないケースがほとんどです。接道義務を満たさない建物の建築は、原則として許可されません。そのため、建物が老朽化しても建て替えが不可能です。

これは、購入者にとって大きなデメリットとなるため、売却が難しくなります。

接道義務を果たすには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 道幅が4m以上の道路に、2m以上接している

ただし、地域によっては、条例などで異なる基準が定められている場合があります。

こまあきくん
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接道義務を満たさない旗竿地の場合、老朽化した場合はリフォームが主な対応策となります。

理由2.搬入が難しい

旗竿地は、接道義務を満たしていても、搬入の難しさから建て替えやリフォームが難しい場合があります。

そのため、将来的に建て替えやリフォームをしたいと考えている場合、旗竿地の購入を躊躇する可能性があります。

  • 建材や家具の搬入が困難
    竿の部分が狭かったり、曲がり角が多かったりする場合、大型の建材や家具を搬入することが困難になります。そのため、建て替えやリフォームの際に、工事が複雑化したり、コストが増加する可能性があります。
  • 工事車両の進入が困難
    工事車両が進入しにくい場合、工事期間が長引いたり、工事費用が高額になったりすることがあります。
  • 近隣への迷惑
    工事中の騒音や振動、搬入時の交通渋滞など、近隣住民への迷惑を考えなければなりません。
こまあきくん
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物件を購入する際には、将来的なことを考慮する場合が多いため、建て替えやリフォームが難しい旗竿地は敬遠される可能性があります。

理由3.日当たりが悪い

旗竿地は、周囲を建物に囲まれた場合が多く、日当たりが悪くなりやすいです。
日当たりが悪いことに対して、購入者は以下のような懸念を抱きます。

  • 室内が暗くなる
    自然光が十分に得られないため、室内が暗く、閉鎖的な印象になります。
  • 湿気がこもりやすい
    日当たりが悪いと、室内が湿気やすくなり、カビが生えやすくなる可能性があります。
  • 暖房費がかかる
    冬場、日当たりが悪いと室内が冷え込みやすく、暖房費がかかってしまいます。
  • 植物の育成が難しい
    室内で植物を育てることが難しくなります。
  • 心理的な影響
    日当たりが悪いと、気分が沈みがちになったり、ストレスを感じたりする人もいます。
こまあきくん
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購入者は快適な住環境を求めているため、日当たりの悪そうな旗竿地は敬遠されやすい傾向にあります。

旗竿地の空き家を売却する方法

旗竿地の売却は、一般の住宅と比べて難しい面もありますが、適切な方法を選ぶことで、スムーズに売却を進めることができます。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選びましょう。

方法1.不動産会社に相談する

旗竿地を、希望価格で売却したい場合は、仲介を依頼するのがおすすめです。不動産会社は多くの物件を扱う性質上、旗竿地の特性を理解しており、適切な買主を見つけるためのノウハウを持っています。

ただし、売却までに時間がかかる可能性があることを考慮する必要があります。

メリット
  • 専門的な知識や経験を活かして、適切な価格設定や広告を行い、効率的に売却を進めることができる。
  • 不動産会社が買主との交渉を代行するため、交渉の手間がかからない。
デメリット
  • 仲介手数料が発生する。
  • 売却までに時間がかかる場合がある。

方法2. 買取業者に売却する

旗竿地を、とにかく早く確実に売却したい場合、買取業者に売却するのがおすすめです。買取業者は、物件を自社で買い取るため、不動産会社に比べて売却までの期間が短く、すぐに現金化できます。また、不動産会社に比べて手続きが簡略化されており、手間がかかりません。

ただし、買取価格は相場より安くなる可能性があることを理解しておく必要があります。

メリット
  • 短期間で現金化できる。
  • 不動産に関する手続きの手間がかからない。
デメリット
  • 買取価格は、相場よりも低くなる可能性がある。
  • 不選べる業者が限られる。

まとめ

  1. 旗竿地とは:
    道路に面した細長い部分(竿)と、その奥にある広い部分(旗)で構成された土地のこと
  2. 旗竿地が売れにくい理由:
    建築上の制限、日当たりの悪さから、売れにくい
  3. 旗竿地の空き家を売却する方法
    • 希望価格で売却したい場合: 不動産会社に仲介を依頼する
    • 早く確実に売却したい場合: 買取業者に依頼する

旗竿地の売却は一般の住宅と比べて難しい面もありますが、適切な方法を選ぶことで、スムーズに売却を進めることができます。

ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選び、慎重に進めていきましょう。

まずはお気軽にご相談ください

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この記事の執筆者
お困り空き家買取くん 編集部

当社は、1995年の創業以来、屋根修繕・リフォーム事業を継続しており、数多くの住宅の修繕に携わってきた業者です。

そのなかで得た不動産の知識・技術を活かし、空き家の買取事業を開始いたしました。
お客さまの空き家に関するお悩みを解決できるよう、真摯に向き合います。

有資格者:宅地建物取引士

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