空き家の家財処分の方法は?お得に処分するコツを解説

空き家の家財処分の方法は?お得に処分するコツを解説 管理・処分にかかる費用

空き家となった実家を整理する際に、残された家財道具の処分にお困りの方も多いと思います。

多くの時間と手間がかかりますが、ご自身で処分することももちろん可能です。
また、費用はかかりますが、一部を専門業者に依頼する選択肢も考えられます。

本記事では、空き家の家財道具の処分方法について詳しく解説します。手間を掛けずにお得に処分する方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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空き家に残った家財を処分する方法

空き家に残された家財道具を処分する方法は、自治体の回収サービスなどを利用して自分で処分する方法と、専門業者に依頼する方法の二つの選択肢があります。
それぞれのメリット・デメリットと費用相場について解説します。

方法1.自ら分別して処分する

家庭からでる廃棄物は「一般廃棄物」として、自治体のゴミ回収サービスが利用できます。
自治体の回収は基本的に税金で賄われるため、格安で処分できるのがメリットです。

しかし、細かい分別が必要になるため多くの時間と労力が必要になるのが難点です。自治会のゴミ出しルールに従う必要もあります。
一度に大量の廃棄物を出すため、近隣トラブルを避ける配慮も必要でしょう。

ゴミの分別例(大阪市の場合)

大阪市の場合は、下記の4種類が定期回収の対象となり、中身の見えるゴミ袋に入れて回収に出す必要があります。

分別種類 回収日数 品目例
普通ごみ 週2回 汚れた紙、食べかす、野菜くず、肉類、魚介類の骨、ペットの糞尿など
資源ごみ 週1回 空き缶・空きびん・ペットボトル、金属製のなべ・やかんなど
容器包装プラスチック 週1回 プラスチック製の容器・包装(食品トレー、卵パック、お菓子の包みなど)
古紙・衣類 週1回 新聞、雑誌、段ボール、紙パック、その他の紙、衣類など

(参照:ゴミの出し方|大阪市

方法2.自治体の粗大ごみ回収サービスを利用する

定期回収の対象ではない物品や、ゴミ袋に入らない大きな物品は「粗大ごみ」となり、個別回収を依頼する必要があるためご注意ください。

粗大ごみは、原則として空き家が存在する市区町村に依頼して回収してもらうことになります。コンビニ等で処理券を購入し、回収してもらう物品に貼り付けて、指定日に家の前に出しておく方式が一般的です。

ごみ収集場へ持ち込むと料金が半額程度になる自治体もありますので、人手と車が用意できる場合は持ち込みの方がお得です。

冷媒回収が必要なもの(エアコン等)や家電リサイクルの対象となるもの(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)は回収不可のため、専門業者や家電量販店に相談しましょう。

【参考】粗大ごみ回収料金(大阪市の例)

1.電気器具、ガス器具、石油器具類
品目 金額
カセットコンロ / 空気清浄器 / 炊飯器 / ストーブ / スピーカー / 扇風機 / 掃除機 / ビデオデッキ 200円
ガスコンロ / ステレオセット / 電子レンジ 400円
給湯器 700円
マッサージ機(いす型) 1,000円
2.家具・寝具類
品目 金額
いす / 建具(障子・襖・網戸) 200円
たんす(小) / 机(袖なし) / テーブル(小) / テレビ台(小) / 本棚(小) 400円
食器棚(中) / スプリングマットレス(シングル) / ソファー(一人掛け用) / 畳 / たんす(中) / テレビ台(中) / 本棚 700円
介護用ベッド / 鏡台 / 食器棚(大) / スプリングマットレス(セミダブル以上) / ソファー(二人掛け用以上) / たんす(大) / 机(袖付) / テーブル / テレビ台 / 仏壇 / ベッド本体 / 本棚(大) 1,000円
3.趣味用品、スポーツ用品、その他
品目 金額
ゴルフクラブセット / ゴルフバッグ(単体) / スーツケース / スキー用品 / ミシン(卓上型) 200円
車いす / 自転車 / 水槽 400円
オルガン 1,000円
4.上記1から3に該当しないもの
幅・奥行・高さの合計 金額
1.5メートル未満のもの 200円
1.5メートル以上2メートル未満のもの 400円
2メートル以上2.5メートル未満のもの 700円

(参考:粗大ごみ処理手数料一覧表|大阪市)

方法3.不用品リユースサイトに出品する

近年は、フリーマーケット形式で出品して購入者を募るサービスや、複数のリユースショップの買取価格を一括査定できるサービスが普及しています。
特定の地域内で物品の譲り先を探し、希望者に直接引き渡すことが可能なサイトもあります。

これらのサービスを上手に活用すれば、空き家の家財をお得に処分できる可能性があります。

方法4.専門業者に依頼する

片付け代行業者・不用品回収業者・リサイクル業者・遺品整理業者・ハウスクリーニング業者などの専門業者に依頼する選択肢もあります。
自力よりもスピーディに完了し、仕上がりも綺麗です。

片付け代行や不用品買取は参入障壁が低く、新規業者が多い業界であるため、中には粗悪な業者も存在する事実があります。
口コミサイト・実績をよく確認して、慎重に選びましょう。

業種 特徴 費用相場類
片付け代行業者 内容に応じて時間単位で依頼できる 1時間 3,000円~(1名)
不用品回収業者・リサイクル業者 片付けと同時に回収・買取も可能 1台 25,000円~(2tトラック)
遺品整理業者 相続や遺品の専門知識があり丁寧な対応が期待できる 1件 150,000円~(3LDK)
ハウスクリーニング業者 大手企業が多く安心して依頼しやすい 1件 200,000円~(3LDK)

空き家の効果的な片付け方法については、こちらの記事も参考にしてください。

お得に空き家の家財を処分する方法

ここからは、お得に空き家の家財を処分する方法をご紹介します。

1.自治体の補助金・助成金を活用する

自治体によっては、「空き家バンク」に登録することを条件として、家財や不要物の処分にかかる費用を補助する制度を設けています。
たとえば大阪府高石市の場合、空き家バンクを利用して売買が成立した場合、最大5万円の補助金が出ます。

このような補助金・助成金制度があれば、家財処分に業者を活用できるなど労力が大幅に軽減されますので、空き家が立地する自治体に問い合わせてみまし ょう。

2.空き家の解体と同時に家財も処分する

空き家を解体する場合、解体業者へ家財の処分をまとめて依頼できるケースがあります。
家財ひとつひとつの処分費を積み上げると割高になりがちですが、解体業者との交渉であれば解体費用の総額に含んでもらう交渉が可能になります。

片付けと同時に不用品の買取をしてくれる業者も存在しますが、安易に依頼するのは危険です。
価値がある家財でも二束三文で買い叩かれることがありますので、他の業者から相見積もりを取得するなどして慎重に検討しましょう。

3.空き家買取業者に現状のまま売却する

この先も空き家を活用する予定が無い場合は、空き家の売却も選択肢としてご検討ください。
家財を処分してから売却や賃貸することを検討されている方も、空き家買取業者に査定を依頼してみることをおすすめします。

家財の処分も含めて空き家買取業者に依頼するのが、最も手間が掛からずスピーディです。
空き家を解体した後に土地を売却することをお考えの方も、空き家買取専門業者に売却することで、時間を掛けずに売却し現金化ができます。

まとめ

空き家の家財の処分は、自力で行えば費用が抑えられますが、時間と労力がかかります。 業者に依頼すれば、綺麗に素早く処分できるため、家の状況をみながら検討しましょう。
その際、少しでも費用を抑えるため、可能な範囲で自力で処分しておくことをおすすめします。

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