古くなった実家の扱いを迷っている方の中には「解体や修理の費用が高い…」とお悩みのことがあると思います。
しかし、築年数が古い家が空き家になった場合、そのまま放置するのは大きなリスクを伴います。
この記事では、できるだけ費用を抑えて老朽化した家をどうするか、知っておくべき知識と対策を分かりやすく解説します。
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老朽化のチェックリストで現状を把握
実家の老朽化は見た目の問題だけでなく、安全性や資産価値にも影響します。
まずは自宅の現状を把握することが、適切な対策を講じるための第一歩です。
下記の老朽化チェックリストを目安にしましょう。
- 外壁:
ひび割れ・塗装のはがれ・雨水の侵入・カビやコケの発生など。 - 屋根:
雨漏り・瓦のずれや割れ・サビ・雨どいの詰まりなど。屋根の劣化は、雨漏りだけでなく断熱性能の低下にもつながります。 - 水回り:
水漏れ・排水の悪さ・設備の老朽化・カビの発生など。 - 基礎:
ひび割れ・傾き・鉄筋の露出など。 - 耐震性:
旧耐震基準の建物であるかどうか。1981年以前に建てられた建物は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります。
これらの症状は、放置すると建物の寿命を縮めるだけでなく、倒壊や事故のリスクを高め、資産価値の低下にもつながります。
ご自身での判断が難しい場合は、専門家による無料診断の利用も検討しましょう。
老朽化した実家を直すお金がない場合の対応方法
老朽化した実家を直したいと思っても、家全体をリフォームするとなると非常に高額な費用がかかります。
そこで、ここではお金をかけずに対応する方法を解説します。
補助金・助成金制度を利用する
老朽化した実家の修繕や建て替えは、高額な費用がかかるため、経済的な負担が大きくなりがちです。
しかし、国や自治体では、住宅の老朽化対策を支援するための補助金・助成金制度を設けていることがあります。
これらの制度を賢く利用することで、費用負担を大幅に軽減できる可能性があります。
例えば、耐震改修工事やバリアフリーリフォーム、省エネ改修工事など、特定の工事に対して補助金が支給される場合があります。
また、空き家の解体や活用を促進するための助成金制度もあります。

これらの制度は、対象となる工事や建物の条件、申請期間などが細かく定められているので、利用を検討する際は役場に相談しましょう。
リフォームローンを利用する
老朽化した実家のリフォーム費用を捻出するのが難しい場合、リフォームローンを検討するのも一つの有効な手段です。
リフォームローンは、住宅のリフォームに特化したローンであり、一般的なローンよりも低金利で利用できる可能性があります。
ローン選びのポイントは以下のとおりです。
- 金利の種類と金利水準
- 借入限度額と返済期間
- 担保・保証人の必要性
- 手数料や諸費用
また、リフォームローン利用における注意点は以下のとおりです。
- 審査に通る必要がある
- 金利の変動リスクがある
- 返済が滞ると信用情報に影響する
複数の金融機関や信販会社を比較検討し、見積もりを取ることをおすすめします。
また、返済計画をしっかりと立て、無理のない範囲で借り入れを行うようにしましょう。
親族からの資金援助を検討
親族からの資金援助を頼ることも1つの方法です。
金融機関からお金を借りる場合と異なり、信用情報に影響せず、利息も発生しないため、親族の了承が得られるのであれば検討してもよいでしょう。
ただし、当然ながら金銭の貸し借りは信頼関係に影響します。
親族だからと口約束でやりとりを済ませるのではなく、事前の返済計画の共有や、状況に応じて借用書を作成することが望ましいです。
作業範囲を絞ってリフォームを行う
家全体をリフォームなどで直すとなると、それなりの費用がかかります。
その場合、予算を明確にしたうえで、可能な範囲のリフォームをおこなうのも1つの手です。
その際は、以下の点を踏まえて作業箇所を決めましょう。
- 老朽化具合をみながらリフォームする優先度をつけ、作業範囲を絞る
- 作業時間が短い方法を選択する
- 業者に依頼する場合、過剰な機能は不要であることを伝える
優先度のつけ方は、まず屋根・外壁・水回り・基礎など安全に関わる部分を最優先とし、次に雨漏り・配管・シロアリなど、時間がたつと修繕費が増えるところを対処するように考えましょう。
DIYは初心者が老朽化した家を直すには難しい
コストを抑えるためにDIYを検討する方もいるでしょう。
近年は動画サイトやSNSでDIYの様子を発信していることが増え、DIYが身近に感じられるようになっています。
比較的取り組みやすいのは壁紙の張り替えや塗装ですが、専門知識が必要な部分を初心者が修繕することは難しいと思われます。
屋根・基礎・水回りなどは専門技術が必要ですので、予算の範囲で業者に依頼することが安全です。
火災保険の補償を受けられるか相談する
火災保険に加入している場合は、補償金を劣化した部分の修繕にあてられる可能性があります。
対応できる主な補償内容例は以下のとおりです。
- 火災:
失火や放火による建物の損害 - 自然災害:
台風・水災・大雨・落雷・積雪などによる建物の損害 - 水漏れ:
給排水設備の故障や雨漏りによる建物の損害 - その他:
飛来物・盗難などによる建物の損害
ただし、修繕する箇所が火災保険の補償の対象となるかどうかを、保険会社に認められる必要があるため、注意しましょう。
売却して手放すことを検討する
家が古くなり、修理費用の準備も難しいと感じたら、売却が現実的な選択肢となるかもしれません。
築年数が経過した建物でも、土地そのものに価値があれば売却できる可能性があります。
また「古家付き土地」として売り出して買い手が見つかれば、解体費用をかけずに済みます。
しかし、老朽化した家が建ったままの売却は、大手仲介業者では断られるケースが多いでしょう。
それでも解体費用を捻出することが難しい…という場合は、古い家・空き家・再建築が難しい物件などの直接買取をおこなう不動産会社を利用することを検討しましょう。
高値での売却は難しいかもしれませんが、購入希望者を探す手間が省け、スピーディーな売却が期待できます。

まずは、手間をかけずに利用できる無料査定で、どのくらいの価格で売却できそうか把握することから始めるといいで〜。
そこがわかると、次の行動もみえてくると思うで。
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老朽化した実家を直さず放置するとリスクが大きい
築年数が古い実家を相続した場合、定期的な管理をせず放置することはやめましょう。その理由は、主に以下の3つです。
空き家は傷みが早い
空き家は、予想外に早く傷んでいきます。
これは、住んでいる時のような日常的な換気や掃除、ちょっとした修繕などの手入れがなくなるためです。
締め切られた状態が続くと家の中に湿気が溜まり、カビの原因になるほか、傷みの発見が遅れて老朽化が進みやすくなります。
資産価値が下がって売れにくくなる
上記のように空き家を放置すると傷みが進んでいくため、空き家期間が長くなるほど資産価値が下がって、いざ売ろうと思った時に買い手が見つかりにくくなってしまいます。
多くの買い手は、できるだけ手直しせずにすぐ住める家を探しています。
買い手の視点からみても、長年空き家になっていると「見えないところで雨漏りしているかも」「配管が古くなっているのでは?」「シロアリは大丈夫だろうか」など、さまざまな不安を感じます。
老朽化した空き家は固定資産税が高くなる可能性がある
空き家を長期的に放置してボロボロになってしまうと、毎年かかる固定資産税が今よりも高くなる可能性があります。
老朽化がひどく、倒壊・衛生的な問題・周りの景観を著しく損なっているなどの判断をされた空き家は、自治体から「特定空き家」や「管理不全空き家」に指定されます。
本来、家が建っている土地は固定資産税が減額されますが、自治体からの改善指導や勧告に従わないと、固定資産税が高くなってしまいます。
いずれ手放す予定の場合は、早めに売却を検討
思い入れのある家を手放すことを決めるのは簡単ではありません。しかし、いずれ手放す予定がある場合は、放置する際のリスクを踏まえても早めに売却を検討すべきです。
不動産会社に売却を依頼する場合は「仲介」と「買取」の2種類の方法があります。
仲介で売却を依頼する
家が老朽化している場合、立地条件が良ければ仲介業者に依頼すると良いでしょう。
一方、家が老朽化しているうえに立地条件もあまり人気がないエリアの場合は、買取を断られる可能性が高いと思っておくべきです。

ここでいう立地条件は、徒歩圏内に駅がある・幹線道路が近い・学校・商業施設・医療機関なども近い…などがあるで。
直接買取での売却を依頼する
仲介業者へ依頼しても売れない場合は、直接買い取ってくれる業者を探してみましょう。
こういった業者は、老朽化した家でもリフォームして価値を高めて再販するノウハウを持っているため、買取に対応してもらえる可能性が高くなります。
まとめ
老朽化した実家を直すお金がなくても、そのまま放置すると建物が早く傷み、売却しにくくなるだけでなく、固定資産税が高くなるリスクも発生します。
もし修繕費用がなくても、限られた資金のなかで対応する方法を検討しましょう。
ただし、専門的な修理を初心者がDIYでおこなうことは避けましょう。
空き家の維持に多くの費用がかかる場合は「売却して手放す」ことも重要な選択肢です。
まずは手間のかからない無料査定などを活用して、ご自宅がどれくらいの価格で売却できるのか調査してみてはいかがでしょうか。
老朽化した家のご売却、お任せください!
「古くなった家をどうしたらいいかわからない」
「解体するにもまとまったお金がない」
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