空き家を自分で管理する方法を解説!

空き家を自分で管理する方法を解説 管理・処分にかかる費用

空き家の所有者は、空き家を適切に管理する責任が伴います。 人が住んでいない空き家は劣化が早いため、定期的に訪問し、今回ご紹介する作業を行うことが望ましいです。

本記事では、空き家を自分でできる範囲で適切に管理する方法を解説します。空き家を相続した方や、これから相続する可能性がある方はぜひ参考にしてください。

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空き家を相続したタイミングですべき作業・手続き

空き家を相続したタイミングですべき作業や手続きは、以下のようなものがあります。

貴重品や思い出の物品の整理

空き家を相続したら、まずは空き家に残された貴重品や遺品の整理をしましょう。
急ぎでなければ、手元に残す物品を選びながら片付けるために、可能な範囲は自力で整理することをおすすめします。

時間の確保が難しい場合は、遺品整理業者へ依頼すればスピーディに片付けをしてくれます。

電気・ガスの解約

電気・ガスを使用しない場合は、早めに解約しておきましょう。
契約している限り、全く使用しなくても基本料金がかかるため、節約になります。また、漏電やガス漏れのリスクもなくなります。
「掃除の時は電気を使いたい」という場合は、解約ではなく契約アンペアを下げておきましょう

ちなみに、水道の契約は継続することをおすすめします。管理のために空き家に立ち寄った時にトイレが使えないと困りますし、掃除で水を使うことが多いためです。

郵便物の転送届け

空き家に郵便物が届くのを防ぐために、転送届けを提出しましょう。転送先は、自身の住所や転送サービスを利用する住所などに設定できます。

自分で空き家を管理する方法

空き家を適切に管理するために、自力で行う管理方法を解説します。 とくに「通水・換気・掃除」は必ず行うべき3大管理といっても良いでしょう。

定期的な通水

できれば1カ月に1度以上は、空き家の水道を通水(水を流す)しておきましょう。

水道管や排水管は、水が流れることで内部が綺麗な状態に保たれます。 反対に、定期的な通水をしていないと、水道管の破裂や悪臭の原因となります。

通水の際は1分くらい水を出しっぱなしにしてください。その際、水がでにくくないか、サビが混じったような色をしていないか確認しましょう。

定期的な換気

定期的に空き家を換気しておきましょう。 人が住んでいない住宅をもっとも劣化させるのは湿気です。

空気がこもると、湿気で木材が腐食したり、カビが生えたりして、建物の劣化に繋がります。 これを防ぐためには、定期的に換気をして湿気を逃すことが大切です。

清掃

空き家でも定期的な清掃をしましょう。室内の掃除はもちろんですが、庭の手入れも大切です。
庭を放置していると雑草が伸びてくるため、外観が悪くなるだけでなく害虫のすみかとなる可能性があります。

空き家の清掃の際、持っていくと便利なもの

  • 軍手
    草刈りや重い荷物を持ち運ぶ際など、手指を守る役割を果たします。
  • 室内用の靴
    空き家の状態によりますが、ほこりが溜まりやすくなっているため、室内履きを持っていくとよいです。
  • 掃除用具
    空き家の電気を解約している場合は、掃除機が使えません。ほうきやちりとりがあると便利です。掃除用の洗剤も適宜使用して、より清潔にしましょう。
  • ゴミ袋
    空き家の清掃で出たゴミは、ゴミ袋にまとめて持ち帰りましょう。ゴミ袋を空き家に放置することは極力避けましょう。
  • 脚立・懐中電灯
    脚立があれば高いところにある荷物を取ったり、壁の確認などが容易になります。日中でも押入れの隅などは電気が届きにくいため、懐中電灯があると便利です。

雨漏り確認

空き家の雨漏りはとくに注意が必要です。放置すると、壁や畳などにカビが発生し、天井や柱の木造部分の劣化に繋がります。
空き家を見に行く際には、下記のサインに注意しましょう。

  • 壁紙の一部が剥がれている
  • 天井にシミがある
  • クローゼットや押し入れにカビが発生している
  • 部屋に入った時ににおう

台風や荒天後の室内の確認

台風や豪雨のあとには、可能であれば早めに室内の確認をしておきましょう。
飛来物による壁や窓ガラスの損傷・排水設備の詰まりなど、普段は想定しにくいトラブルが起きる可能性があります。

空き家の管理をしないと起こりうるトラブル

空き家の管理を怠ると起きるトラブルの内容を解説します。

  • 建物の劣化
    空き家を放置していると、ホコリやゴミ が溜まり、湿気がこもりやすくなります。この状態が続くと、建物の劣化が早まります。
  • 台風・荒天時の飛散
    空き家が傷んでいると、台風時などに物が飛んだり塀が倒れたりして、近隣に被害を与えるリスクが考えられます。
  • 近隣の不動産価値に影響する
    老朽化した空き家があると、その建物だけでなく、近隣の不動産的な価値を下げてしまう可能性があります。
  • 管理不全空き家の指定
    窓ガラスが割れている場合や壁にヒビがある場合は、管理不全空き家に指定され、固定資産税の額が最大で6倍になります。

上記のようなトラブルは、空き家を定期的に管理することで発生リスクを減らせます。

空き家の管理を業者に依頼する方法もある

自力で空き家を定期的に管理する時間が取れない場合、業者による「空き家管理サービス」を利用する方法があります。
空き家の所有者に代わって、空き家の日常管理を行うサービスで、たとえば以下の業務を代行してくれます。

  • 巡回・点検:定期的に空き家を巡回し、建物の状態や周辺環境をチェックする。
  • 清掃:空き家内外の清掃・草刈り。
  • 換気や通水:換気や通水を定期的に代行。
  • 緊急時の駆けつけ:災害発生時に空き家の様子を確認。
  • その他:郵便物の回収や外観の確認など。

上記のサービス内容を月に1回から2回実施し、費用の相場は月額5,000円から10,000円のケースが多いです。

空き家の管理が大変な場合は手放す選択肢もある

空き家の管理は自力で行うと大変で、業者に依頼すると費用がかかります。 実家を手放す決断は簡単ではないですが、居住・活用の予定がない場合は考えておくべきでしょう。

空き家を手放す方法は以下のようなものがあります。

  • 不動産業者に依頼
  • 空き家バンクに登録
  • 個人間売買のマッチングサイトを利用
  • 空き家買取専門業者に売却

それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。契約までのスピードが早く、面倒な手続きが不要なのは、空き家の買取業者に依頼することです。

空き家の管理に負担を感じている場合は、仲介手数料がかからず現状での買取が可能な、空き家の買取サービスを検討してはいかがでしょうか。

まとめ

本記事のまとめです。

  • 空き家は人が住んでいないからこそ、適切な管理が必要。
  • 空き家を相続したタイミングでしておくべき作業や手続きがある。
  • 日常的な管理も家を傷ませないために重要。
  • 維持管理の費用や時間がかかるため、活用する予定がない場合は手放す選択肢もある。

実家を手放す判断は簡単ではありませんが、空き家を所有している限り管理のための費用や時間がかかりますので、選択肢として売却も検討しておくことをおすすめします。

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「お困り空き家買取くん」では、関西エリアを中心に空き家の買取を積極的に行っております。 管理が大変でお悩みの空き家についてもご相談ください。

当社は、家屋に傷みがあるケースや家の中に荷物が残っている場合など、一般的に売却が難しいとされる物件のご相談も承ります。

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