「相続した実家が空き家状態なので早めに手放したい」
「空き家バンクに登録してみたが買い手が見つからない」
このようなお悩みを抱えている方は、「空き家に強い買取業者」を検討してはいかがでしょうか。
本記事では、空き家売却における買取業者選びのポイントを解説します。
仲介業者ではなく買取業者を選ぶことで、売却前に高額なリフォーム費用を負担せずに済みます。相続で取得した空き家の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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空き家の買取業者を選ぶポイント
空き家の買取業者を選ぶ際のポイントを解説します。
空き家の買取を中心に行っている業者を選ぶ
空き家の買取経験が豊富な業者を探してみましょう。
空き家は、一般的な物件と比べてさまざまな問題を抱えている場合が多く、通常の不動産売却とは異なる専門知識や経験が必要となります。
自ら買い手を探すことが得意な業者や、自らリフォームして活用できる業者は、空き家の売買に関するノウハウが豊富といえます。
こういった業者は、引き取った空き家で利益を出すことに長けているため、空き家の査定額をアップしてくれる可能性も高いでしょう。
地域に密着した業者を選ぶ
空き家の売却相場は、地域によって異なるため、地域への理解が深い不動産業者を選ぶこともポイントの1つです。
地域に密着した業者は、その地域の相場や需要に精通しており、より高値で買取してくれる可能性が高くなります。
複数業者から査定を取得し、査定額を比較する
査定・見積もりは複数業者から取得することをおすすめします。
物件の査定額は、不動産業者が独自に計算するため、複数業者に査定を依頼すると、少なからず査定額に差が出ます。
可能であれば3社以上から査定を取得することで、所有している空き家の売却相場がみえてくるでしょう。
担当者との相性も大切
空き家の売却でもっとも重要な要素は査定額ですが、担当者との相性も考慮しておきたいポイントです。
売却が成立するまで、数カ月以上の取引となる可能性があります。説明や対応が丁寧で、後々トラブルになるリスクが少ない信用できる担当者であれば、安心して売却活動を進められるでしょう。
空き家の売却を買取業者に依頼するメリット
空き家の売却を、不動産の仲介や空き家バンク・マッチングサイトへの掲載ではなく、買取専門業者へ依頼するメリットを解説します。
メリット1|解体や片付けに費用をかけなくてよい
空き家の老朽化が進んでいると、売り手が自ら費用をかけて建物の解体や家財の片付けをしないと、売却が難しいことがあります。
その点、買取業者は現状のまま物件を購入し、あとで自社で再利用したり、リノベーションしたりするため、売り手が解体費用を事前に負担する必要がないのです。
また、空き家に残った家財の撤去にも対応可能な業者もあるため、こういった業者へ相談することで、売り手は費用を負担せずに済みます。
メリット2|スピーディに現金化できる
不動産の買取業者が空き家を直接買い取る場合は、売り手が査定額に納得した時点で売買が成立するため、スピーディに現金化できる可能性が高いです。
不動産仲介や、空き家バンクへの登録などの方法は、購入希望者がすぐに見つからず、長期間売れ残る可能性があります。
メリット3|維持管理の手間や税金の支払いがなくなる
空き家を所有する場合、空き家の健全な状態に保つために、定期的な維持管理が必要です。維持管理に必要な作業は、建物内部の清掃や、草木の手入れなどです。
また、空き家に住んでいなくても、所有している限り固定資産税や都市計画税の負担が発生します。
空き家を売却することで、上記のような時間的・金銭的な負担がなくなります。
メリット4|内覧や買い手との交渉が不要
一般的な仲介では、空き家物件の購入希望者の対応のため、以下のような準備が必要です。
- 物件の清掃: 購入希望者の印象を良くするため。
- 内覧対応: スケジュールを調整したうえで、現地の案内を行う。
- 価格交渉: 購入希望者が値引きを求めることは珍しくないため、その対応が必要になる可能性がある。
買取業者の場合、上記のような工程が不要となるため、売り手の負担が少なくなります。
メリット5|仲介手数料が原則発生しない
買取業者は、直接空き家を買い取るため、仲介手数料がかかりません。
不動産会社の仲介で売買契約が成立した場合、物件の価格に応じて仲介手数料を支払う必要があります。
これが不要なことは買取のメリットの1つでしょう。
メリット6|周囲に知られずに売却活動を進められる
仲介の場合、内覧での人の出入り・物件情報の公開・「売物件」看板の設置などで、周囲に売却を知られる可能性があります。
買取業者へ売却する場合、基本的に不動産会社とのやりとりで完結します。周囲に知られたくない方にとっては、知られるリスクが少ないのでメリットといえます。
メリット7|契約不適合責任を負うリスクが少ない
買取業者へ売却する場合、契約不適合責任を負うリスクが少なくなります。
契約書に記載されていない不具合が契約後に見つかった際、買い手が要求すれば、売り手は代金の減額や契約解除などの責任を負うこと。
買取では、宅建資格を持つ不動産会社が物件を調査したうえで直接購入するため、売り手の契約不適合責任を免責してもらうことが可能です。
買取業者へ直接売ることで、
さまざまな空き家のリスクがなくなるんですね!
空き家の売却を買取業者に依頼するデメリット
空き家の売却を買取業者へ依頼することには、デメリットも存在します。
自分の希望金額ではなく、買取業者の査定価格での売却になる
買取業者は、独自の査定基準に基づいて買取価格を算出します。そのため、必ずしも希望金額で売却できるとは限りません。
また、売り手が「これくらいで売れるのではないか」と想像する価格と、買取業者の査定額に開きがあるケースが多いです。
査定額に疑問を感じる場合は、3者以上から見積もりを取得し、所有している空き家の売却相場を探ることをおすすめします。
片付けやリフォームなどの経費が査定額から引かれることがある
空き家が古い場合や状態が悪い場合、買取業者は必要に応じて空き家の片付けやリフォームを自ら行います。その費用は売却査定額から差し引かれます。
一見メリットが薄く感じられますが、売却前に手出し費用が発生しないため、低リスクで空き家を手放せることは魅力です。
空き家買取業者へ依頼する際の流れ
空き家の買取を専門業者へ依頼する際の流れは下記のとおりです。
- STEP1買取業者に査定を依頼
- STEP2買取業者との交渉
- STEP3契約・引き渡し
不動産仲介・空き家バンク・マッチングサイトの場合、サービスへの登録や買い手との交渉といった工程が増えるため、売却時期が読みにくくなります。
その点、買取業者への依頼は、もっとも手間がかからず、売買契約までがスピーディな売却方法といえます。
まとめ
本記事のまとめです。
- 空き家の買取業者を選ぶ際は、買取実績・エリアの知識・担当者の対応をみながら、複数業者を比較することがおすすめ。
- 空き家の買取業者は、現金化までの早さや、事前の費用負担が不要であることなどが魅力。
- 家が傷んでいる場合など、一般的に買い手が見つかりにくい空き家は。初めから買取業者へ相談した方が良いケースもある。
空き家を使用する予定がなくても、放置していると、固定資産税の負担や近隣の迷惑になるリスクなどが発生し、良いことはありません。
仲介・直接買取に関わらず、早めに売却活動を始めることをおすすめします。
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